2010年02月18日
土壁塗り

「田舎ぐらしの家」で土壁塗りが始まりました。
かっこいい




まず、赤土と藁(わら)を混ぜ合わせて、土壁用の土が作られます。
赤土はどの地域でも採れる物ですが、最近は需要が減り、土を扱う業者さんが
少なくなりました。この赤土は近江八幡から持って来られたそうです。

土をスコップで放って渡されるのがスゴイ!
コテ板でちゃんとキャッチされます。みなさん、息がぴったりです。


できあがった土を、コテを使って、編まれた竹の上に塗っていきます。
職人さんの作業は早くてきれいです。
基礎を作る職人さんが基礎を作られ、大工さんが柱を立て、柱を組み、
竹編み職人さんが子舞竹を編まれ、左官職人さんが土壁を塗られる。
「家」はいろんな方が力を合わせて建てられるものなんだと思いました。
いろんな方に支えられて作られる「家」、大切にしたいとすごく思います。
今の時代「家」は大切に建てられ、大切に住まわれているのかな?
住宅メーカーによって売られている化石燃料で作られた「家」は、
すぐに出来上がるけれど、他国の自然を搾取して作られています。
遠くの国から持って来られた木が、日本の環境に馴染むことはありません。
すぐそばにある木や竹や土、自然の恵みを頂いて、たくさんの職人さんによって
作られる「家」は、自然や物を大切にする思いがこめられているように感じます。

刷毛で周りをきれいにして、完成です。

塗りあがった土壁。
書いてある文字は何でしょう?
Posted by 結びめ at 19:00│Comments(0)
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