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Posted by 滋賀咲くブログ at

2010年02月07日

「味噌づくりを教わる」を開催しました。



2010年2月7日(日)中野区・草の根ハウスにて
「味噌づくりを教わる」ワークショップを開催しました。

参加されたのは、兵庫県や京都府から来られた県外の方、
安曇川町やマキノにお住まいの高島市内の方など20数人です。

地域の方、スタッフを合わせて30人ほどで、皆さんの顔が見える、
賑やかでありながらもアットホームな、おしゃべりのはずむイベントになりました。

  

昨日浸水しておいた大豆は、おいしい水を吸って、ぷっくり大きく膨らんでいました。
漬け汁ごとお鍋に入れて炊きます。

大量の大豆は大きなお鍋を使い、薪の火にかけます。
お鍋もカマドも地域の方が、昔から使われているものを貸してくださいました。
薪は地域の山を保全しながら集め、ひとつひとつ薪割りされた上等の薪です。

 
大豆を炊くとフワフワとした「呉(ご)」が出てきます。
炊けてくると、大豆の黄色い色が濃くなってきます。右が炊きあがったもの。



 こちらは米麹。
 地域の農家さんが作られたお米を、
 能登の酒屋さんに頼んで麹にされた
 ものを分けていただきました。

 高島の酒蔵は能登杜氏さんが来られている
 所も多く、繋がりがあるのかもしれません。



 
中野区区長の清水さんにご挨拶を頂き、
教えて下さる地域のお母さん達をご紹介しました。

 
 
さあ、作業開始!炊きあがった大豆をすりこぎを使ってつぶします。
お豆が温かいうちにつぶさないと、つぶれにくくなってしまいます。みんな、がんばれ!


 







みんなで作業すると早い!おしゃべりもはずみ仲良しになりました。



  

大豆がつぶれたら、米麹、天塩、と混ぜ合わせます。
大量の大豆と麹は混ぜるのも大変です。

飴(あめ)とよばれる大豆の煮汁を加えて、硬さを調節しながら混ぜ合わせます。
飴の入れ過ぎも良くなく、地域のお母さんに丁度良い硬さを教わりました。


 
 
 



混ぜ合わせたお味噌のタネは、パンパンと手に打ちつけながら丸めます。
丸めたタネを樽やカメにおもいっきり叩きつけながら、詰めていきます。
これは空気を抜くためです。空気が入っていると、カビや雑菌が繁殖してしまいます。

この作業は、子どもたちが(もちろん大人も)大喜びでやってくれました。
こんな沢山の人に触られ、喜ばれてできたお味噌。どんなに美味しくなることか!

 

味噌のタネを上までつめたら、一番上には鷹の爪を散らします。
殺菌作用もあるし、少し味も変わるそうです。
「それに、お味噌を出した時に入ってると嬉しいやろう?」とお母さん。



  


仕事の後は、お茶の時間です。
地域のお母さんたちが、お漬物、おぜんざい、あられを御馳走してくれました。
もちろん全部手づくり。お野菜も、お米も、みんなここで採れたものです。
すごくおいしかった。


 

漆の御膳を並べ、みんなで輪になって頂きました。
お椀も、お箸も昔から使われてきた、漆塗りのものです。
これらは解体された古民家の蔵からいただいたものです。

田舎のお家の蔵にある、こういう物達が今、蔵が壊され
建て替えられる折に、捨てられ焼かれています。もったいないです。
割り箸を使い始めた時、日本人は物を大切にする精神を捨てたのです。
使い捨てではなく、大切に使われてきたものを大切にしていきたい。
物も、人も、お金も、地域も、世界も、大切にしていきたいです。


みんなでおいしくお茶をいただき、イベントは無事終了しました。
参加してくださった皆さん、つたない段取りにお付き合いくださり、
お掃除、片付けなど、いろんな場面でお手伝いくださり、
本当にありがとうございました。

頼りない主催者に、頼れるお客様が集ってくださること、
本当に毎回、感謝の気持ちでいっぱいです。
またのご参加、お待ちしています!


 
  

参加者の皆さんが帰られた後、お味噌の上に糠と塩を混ぜたものを
敷き詰め、密封しました。こうしておくと空気が入らず、カビを防ぐことに繋がります。

みんなで作った大切なお味噌。秋にちゃんと食べられるように、がんばって管理します!

 
 この味噌樽、竜王の桶樽職人、
 村田さんに作って頂いたものです。
 
 詳しくは前のブログを見て下さいね!







  


Posted by 結びめ at 20:00Comments(2)イベント報告

2010年01月24日

田舎ぐらしセミナーに出展しました。

 

1月24日(日)大阪駅前の大和ハウス本社で開催された、
JOIN&日本まんなか共和国(福井県・岐阜県・三重県・滋賀県) 
田舎ぐらしセミナーに出展しました。



 基調講演は「半農半X研究家」の
 塩見直紀(しおみなおき)さんです。

 人生で叶えたいことは何ですか?
 「夢の棚卸し」のお話に
  誰もがハッとさせられました。

 「夢」叶えるように生きたいです。





福井県・岐阜県・三重県・滋賀県、
各県の移住者であるパネラーさんのお話も興味深いものでした。
みなさん自分の住む土地を大切に思いながら、夢を持ち、
楽しく充実した毎日を送られています。

日本まんなか共和国は多様な風土、大きな自然、多彩な文化を持ち、
人の暖かさにあふれた所なんだなぁと思いました。

滋賀県高島市も良いところだけど、
お隣さん各地にも遊びに行ってみたいなと思いました。

 






 


セミナーの後は各県のブースで移住相談会。
たくさんのお客様が熱心に話を聞かれていました。

高島市の方もそれに応えるべく説明されていました。



 







 
 「地域おこし協力隊」
 の方も大活躍でした!






  


Posted by 結びめ at 22:00Comments(0)イベント報告

2010年01月17日

「火のある暮らしを楽しむ」を開催しました。



2010年1月17日(日)
「火のある暮らしを楽しむ」ワークショップを開催しました。
お客様・関係者合わせ、70名を超える皆さんにご参加いただきました。



 











朝8時、スタッフさんにおむすび結びに集まってもらいました。
白米にダッチオーブンで炊き上げた玄米を混ぜ込み、結びます。

ダッチオーブン用のローストチキンの下準備と、
地元産野菜の具沢山味噌汁の準備も同時に行います。
もちろん、会場では会場設営、看板の準備などが行われています。

  地産地消!材料の解説iconN12  
   お米………提供:㈱澤村さんの総務部長さん(高島)
   お野菜
    (大根・白菜・葱・玉葱・南瓜・人参・さつま芋)
      ………提供:地元農家さん(安曇川町)
    (紫芋)
      ………提供:泰山寺無農薬農家さん
    (じゃが芋・さつま芋・にんにく・干し椎茸・蒟蒻)
      ………購入:うかわファームマート、道の駅・藤樹の里
   鶏肉………購入:大津市内鶏肉店
   味噌………購入:伊藤麹店(安曇川町)
   醤油………購入:岩佐醤油(安曇川町)
   豆腐、油揚
      ………購入:上原豆腐店(新旭町)
   全粒準強力粉(竹パンに使用)
      ………購入:わっか(安曇川町)
           


 






参加者さんが集まり、「木湖里ねっと」宮村のあいさつでイベントがはじまりました。
まずは山に薪を取りに行くグループと、外囲炉裏を造るグループに分かれます。

 
こちらは、山に薪を取りに行くグループ。
すぐ近くの阿弥陀山まで20分ほど歩きました。

左写真、子どもさんと笹で遊んでいるのは、
朽木の森で自然観察の仕方を教えている坂本さん。
今日はお手伝いに来てくれました!

  
 





阿弥陀山で、子どもは小枝などの燃やせる材料を集めます。
大人は薪にする大きな木材をたくさん運びました。



 雪の残る山の中。
 木々は日差しを浴び、
 清々しい空気に満たされていました。


  
外囲炉裏を造るグループは、会場で大きな石を動かし、並べます。
男性の参加者さんが大活躍でした。
できた外囲炉裏に木を組み、杉葉を盛り、火を焚く場を作ります。

 






七輪の火熾しもしていただきました。
火吹き竹は坂田工務店、坂田社長のお手製です。


  
 





山から運んできた木材をチェーンソーで玉切りし、
薪割りをします。薪割りは女性の方も活躍されていました。



  
 





造った外囲炉裏に点火用の松ぼっくりをたくさん置き、
山で取ってきた小枝を重ね、いよいよ火入れ式です。
子どもたちが燃えている炭をくべ、外囲炉裏に火が灯りました!


  
 









火を熾したら、いよいよ、それを使ってお料理をします!

焼き芋はちょうどよい火加減に調節した半割りドラム缶の中へ。
ご飯は釜と移動式のおくどさんで炊きます。
ダッチオーブンにはチキンと野菜を丸ごと放り込み、
塩胡椒とハーブで味付けし、七輪にかけます。
すべて、火にかけてから1時間ぐらいでできあがります。


 






竹の棒にパン生地を巻き付けて竹パンを焼きます。
この竹の棒も、坂田社長のお手製。
パン生地を作ってくださったのは「田舎ぐらしの家」の設計士さんです。

   


みんな、竹パン作りを楽しんでくださいました!
いちばん左の写真は、竹パンの作り方を教えて下さった、高島まちづくり委員の長濱さん。

 
「田舎ぐらしの家」の隣にお住まいのケンジさんが、鴨鍋を作って来てくださいました!
すごくおいしくて、すぐになくなってしまいました。
もちろん、鴨も自家製です。極めつけの地産地消です。

 






ダッチオーブンを使用した、ローストチキンができあがりました!
おいしそうな香りに、みんな夢中です。
丸ごとのチキンにも野菜にもしっかりと火が通り、やわらかくてすごくおいしかった。

七輪で温めていた具沢山味噌汁もいただきます。
野菜の甘さがひきたって、調味料がいらないぐらいでした。
地元産のお野菜のおいしさを実感しました。


   
   
 face01みんなのおいしそうな表情をご覧くださいicon14icon14

一番右の下は高島ガイドの記者さん。イベントの様子を高島ガイドにも紹介して頂きました!

  
 





お昼ごはんの後は「田舎ぐらしの家」から歩いて1分、立石さんのお宅にお邪魔しました。

立石さんは20数年前にこちらに移住されました。古民家を改装された素敵なお宅で、
薪ストーブや囲炉裏のある、「火のある暮らし」を実践されています。
立石さんの古民家ライフ

立石さんの御主人は陶芸作家さん、奥さまは染色作家さんです。
楽しいことが大好きでとても気さくなお二人です!
立石さんの作品については高島ガイドでも紹介しました。


 






立石邸では講師のHibanaさんが、森の木を使うことについて、紙芝居をしてくださいました。
近くの森の木を使った「火のある暮らし」は、森を守ること、
地球を守り、持続可能な暮らしをすることに繋がります。
「火のある暮らし」について、参加者の方からお話を聞くこともできました。

最後に「木湖里ねっと」の紹介をさせていただき、
無事、ワークショップを終了することができました。

参加して下さった皆さん、お手伝いして下さった皆さん、
本当にありがとうございました!



  


Posted by 結びめ at 23:00Comments(0)イベント報告

2009年12月13日

木之本杉野「田舎暮らし体験住宅」完成見学会











 


2009年12月13日(日)
滋賀県の湖北、木之本町杉野の「田舎暮らし体験住宅」
の完成見学会が開催されました。

湖北には2つの「田舎暮らし体験住宅」が
どちらも古民家を再生して造られます。
そのうちのひとつがこの杉野の山里の集落にあるお家です。
もうひとつは木之本駅の近くの町屋を改修して作られています。

杉野はとても雰囲気の良い集落です。
スタッフ弁当を配達がてら見学会にお邪魔しました。



















 


中はこんな感じ。木の温もりが感じられる素敵な空間です。
この、囲炉裏に吊るされているお魚(自在鉤 じざいかぎ)
地元の方が持ってきてくださったそうです!












 

湖北地域では、地元の方々が自ら出資して「田舎暮らし体験住宅」
を作られています。すごいです。
上の写真は住民代表の方。右は見学に来られた地元の方です。









移住に興味がある方も何組か来られ、良い交流の場になっていました。

高島もがんばろう!  


Posted by 結びめ at 20:00Comments(0)イベント報告

2009年11月29日

高島ギャザリング2 を開催しました。

 

2009年11月29日(土)
高島ギャザリング2「豊かな暮らし実現の拠点づくりへ」
を開催しました。

会場は高島市今津町椋川「おっきん椋川交流館」です。

 

この日は朝から甲賀市甲南町杉谷新田集落の皆さんが
「椋川農産」の取り組みの視察に来られていました。



14時からギャザリングが始まりました。
都市から、地元から、たくさんの方が集まってくださいました。










 


パネラーの是永さん。
移住された椋川集落での暮らしについてお話し下さいました。
右の写真は是永さんと集落の繋ぎ役をされた井上四郎大夫さん。


  

その他、3人のパネラーさんからお話しがありました。

・椋川の隣、保坂集落の区長をされている橋本さん
・高島市安曇川町中野集落で、移住者と地域の繋ぎ役をされている清水さん
・移住者の方に地域産木材を利用した森とつながる住まいを提供されている
 設計士の宮村さん






 


パネラーさんからのお話の後、コーディネーターの上田先生が
参加者さんのひとりひとりの意見を聞いて下さいました。
右の写真の方は、ギャザリングのために千葉県から来られたそうです!












 


参加者さんのお話が聞けたことでみんなに親しみが感じられ、
ギャザリング終了後の交流会でたくさんの繋がりが生まれました。

最近はやりの「移住」。そこには良いことも悪いこともあります。
でもみんなの意見を出し合って、誰に対してもより良いものになるように、
一歩一歩進んでいければと思いました。良くなることに終わりはないはずです。

自然の営みと隣り合った豊かな生活、地域の活性化、そして何より
友達が増えること!「移住」は沢山の良いことを与えてくれます。

そして「移住」して、10年20年・・50年・・・
時を重ねれば「移住者」も「地元の人」になっちゃうのです。



  


Posted by 結びめ at 20:00Comments(0)イベント報告