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Posted by 滋賀咲くブログ at

2010年02月17日

視察研修 三州足助屋敷

 



 
 


2010年2月17日(水)愛知県へ視察研修に行きました。
まず、訪れたのは愛知県豊田市足助町「三州足助屋敷」です。

三州足助屋敷」は、昔ながらの手作りの里、生きた民俗資料館です。
民具を実際に使いながら、中山間部の農家の暮らしを再現されています。
昔ながらの手仕事や年中行事が行われ、茅葺屋根の母屋、土蔵など建物も本物です。

   













 
 



桃の節句を前に、たくさんお雛さまが出迎えてくださいました。
右上の写真は、菜の花が使われたおひな祭りの飾り。春らしいです。
展示室にも、歴史ある様々なお雛さまが展示されていました。


 
 






足助町のまちづくり について、町の職員さんからお話を聞きました。
にこにこ作戦、スマイルしょうかい、など定住へ向けた取組みをご説明頂き、
勉強になりました。高島市の施策もこんな親しみやすい名前になると良いな。


 
 





お話お後は、皆でお昼ごはんを頂きました。
アユの塩焼き、手打ちのお蕎麦、大きな五平餅など、手づくりの御馳走、おいしかったー!


  
  

足助屋敷の素敵な職人さん、職員さん達です。みなさんありがとうございました!


◆屋敷精神(ポリシー)◆
「ここの手仕事は
 民芸でも伝統工芸でもない
 自分の生活に必要なものは自分でつくる
 健 ( したた ) かな山の生活が甦っただけなのだ

 土から離れ
 手足を使わなくなった現代生活が
 慈しみを忘れ
 いかに貧しいものか
 考えてみたいものだ」


 

 
 
 小学校の遠足かな?
 みんな、すごく楽しそうでした。




  


Posted by 結びめ at 21:00Comments(0)日記

2010年02月12日

子舞竹編み



「田舎ぐらしの家」では、土壁の下地となる子舞竹編みの作業が行われています。


  

支えとなる木が打ちつけられた後(左写真)、竹が一本一本、縄で縛られ編まれていきます。
職人さんはすごく手が早くて、あっという間に壁ができあがっていきました。

こんな大きなお家が、繊細な手作業を積み重ねて作られていきます。
これが強くて丈夫なお家になると思うと、伝統工法の知恵はすごいと思います。

竹は成長が早いので、竹を生活に取り入れることが、循環型の生活に繋がります。
プラスチックやビニールを作っている化石燃料は枯渇しますが、竹は生え続けます。
しかも香りや触り心地など、自然のものは使っていて気持ちが良いです。
皆がもっと竹製品を使って、職人さんや竹の文化が守られると良いな。


 














 
 お家ができてきました!



 
大工さんたちは、柱に穴を刻まれていました。

  


Posted by 結びめ at 18:00Comments(0)体験施設

2010年02月11日

カラフルおもち

 








ころころカラフルなおもちです。

味噌づくりでお世話になった中野のお母さんにお礼に行ったら、
今日は何か行事があったみたいで、頂いてしまいました。

どんな行事があったのでしょう?
  


Posted by 結びめ at 20:00Comments(2)日記

2010年02月07日

「味噌づくりを教わる」を開催しました。



2010年2月7日(日)中野区・草の根ハウスにて
「味噌づくりを教わる」ワークショップを開催しました。

参加されたのは、兵庫県や京都府から来られた県外の方、
安曇川町やマキノにお住まいの高島市内の方など20数人です。

地域の方、スタッフを合わせて30人ほどで、皆さんの顔が見える、
賑やかでありながらもアットホームな、おしゃべりのはずむイベントになりました。

  

昨日浸水しておいた大豆は、おいしい水を吸って、ぷっくり大きく膨らんでいました。
漬け汁ごとお鍋に入れて炊きます。

大量の大豆は大きなお鍋を使い、薪の火にかけます。
お鍋もカマドも地域の方が、昔から使われているものを貸してくださいました。
薪は地域の山を保全しながら集め、ひとつひとつ薪割りされた上等の薪です。

 
大豆を炊くとフワフワとした「呉(ご)」が出てきます。
炊けてくると、大豆の黄色い色が濃くなってきます。右が炊きあがったもの。



 こちらは米麹。
 地域の農家さんが作られたお米を、
 能登の酒屋さんに頼んで麹にされた
 ものを分けていただきました。

 高島の酒蔵は能登杜氏さんが来られている
 所も多く、繋がりがあるのかもしれません。



 
中野区区長の清水さんにご挨拶を頂き、
教えて下さる地域のお母さん達をご紹介しました。

 
 
さあ、作業開始!炊きあがった大豆をすりこぎを使ってつぶします。
お豆が温かいうちにつぶさないと、つぶれにくくなってしまいます。みんな、がんばれ!


 







みんなで作業すると早い!おしゃべりもはずみ仲良しになりました。



  

大豆がつぶれたら、米麹、天塩、と混ぜ合わせます。
大量の大豆と麹は混ぜるのも大変です。

飴(あめ)とよばれる大豆の煮汁を加えて、硬さを調節しながら混ぜ合わせます。
飴の入れ過ぎも良くなく、地域のお母さんに丁度良い硬さを教わりました。


 
 
 



混ぜ合わせたお味噌のタネは、パンパンと手に打ちつけながら丸めます。
丸めたタネを樽やカメにおもいっきり叩きつけながら、詰めていきます。
これは空気を抜くためです。空気が入っていると、カビや雑菌が繁殖してしまいます。

この作業は、子どもたちが(もちろん大人も)大喜びでやってくれました。
こんな沢山の人に触られ、喜ばれてできたお味噌。どんなに美味しくなることか!

 

味噌のタネを上までつめたら、一番上には鷹の爪を散らします。
殺菌作用もあるし、少し味も変わるそうです。
「それに、お味噌を出した時に入ってると嬉しいやろう?」とお母さん。



  


仕事の後は、お茶の時間です。
地域のお母さんたちが、お漬物、おぜんざい、あられを御馳走してくれました。
もちろん全部手づくり。お野菜も、お米も、みんなここで採れたものです。
すごくおいしかった。


 

漆の御膳を並べ、みんなで輪になって頂きました。
お椀も、お箸も昔から使われてきた、漆塗りのものです。
これらは解体された古民家の蔵からいただいたものです。

田舎のお家の蔵にある、こういう物達が今、蔵が壊され
建て替えられる折に、捨てられ焼かれています。もったいないです。
割り箸を使い始めた時、日本人は物を大切にする精神を捨てたのです。
使い捨てではなく、大切に使われてきたものを大切にしていきたい。
物も、人も、お金も、地域も、世界も、大切にしていきたいです。


みんなでおいしくお茶をいただき、イベントは無事終了しました。
参加してくださった皆さん、つたない段取りにお付き合いくださり、
お掃除、片付けなど、いろんな場面でお手伝いくださり、
本当にありがとうございました。

頼りない主催者に、頼れるお客様が集ってくださること、
本当に毎回、感謝の気持ちでいっぱいです。
またのご参加、お待ちしています!


 
  

参加者の皆さんが帰られた後、お味噌の上に糠と塩を混ぜたものを
敷き詰め、密封しました。こうしておくと空気が入らず、カビを防ぐことに繋がります。

みんなで作った大切なお味噌。秋にちゃんと食べられるように、がんばって管理します!

 
 この味噌樽、竜王の桶樽職人、
 村田さんに作って頂いたものです。
 
 詳しくは前のブログを見て下さいね!







  


Posted by 結びめ at 20:00Comments(2)イベント報告

2010年02月06日

豆の浸水



明日の「味噌づくりを教わる」ワークショップのために、大豆の浸水をしました。

 


 


 大豆は地元の農家さんが
 無農薬で作られたものを
 分けていただきました。




 




 ①大豆を水で洗います。



昔から「大豆はお米を研ぐようにゴシゴシ洗ってはいけない」
と言われているそうです。ゴシゴシ洗うと、「呉(ご)」と
呼ばれる大豆の成分?旨味?のようなものが落ちてしまうそうです。
大豆はゴミや埃が落ち、水が透明になる程度に洗います。

ちなみに大豆をすりつぶしたものを「呉(ご)」と言い、
これをお味噌汁に加えたものを呉汁(ごじる)と言います。
呉汁は日本各地に伝わる郷土料理です。

   呉汁をつくったときにふわふわと泡が出るのが大豆の
   「サポニン」という物質です。サポニンは、体の中で
   脂質の酸化を抑制し、過酸化脂質を低下させるので、
   血栓や動脈硬化の予防に効果があります。
   常食すると「肥満の防止」に効果的なんですよ!!
   十勝小豆森田農場さんHPより
   
   


 



 ②洗った大豆を
  たっぷりの水
  に浸します。


水は、すぐ近くの湧水「秋葉の水」を使います。
すごくおいしい水なので、おいしいお味噌になるはずです!

今日の作業はこれで終了です。
明日は朝から大豆を炊き、味噌づくりです!



  


Posted by 結びめ at 20:00Comments(0)日記